広告をクリックしたユーザーをAirbridge Web SDKを設置したランディングページへ遷移させた後、WebサイトやPCゲームから取得したデータをもとに広告成果を計測できます。トラッキングリンクを利用できない広告チャネルのトラッキングや、クッキーIDを取得して効果的なリターゲティングキャンペーンなどに活用できるため、推奨される方法です。

トラッキングリンクやPCゲームから収集したデータをもとに広告成果を計測できます。

広告をクリックしたユーザーの目的地となるランディングページを準備してください。ユーザーはランディングページでPCゲームをすぐに起動するか、Steam、Epic Games Storeなど他のゲームプラットフォームに移動することができます。

このランディングページにAirbridge Web SDKを設置すれば、トラッキングリンクを利用できない広告チャンネルのトラッキングや、クッキーIDを取得して効果的なリターゲティングキャンペーンに活用できます。

モバイルアプリを登録せず、Webサイトの入力だけでもAirbridgeを活用できます。ランディングページがあればランディングページを登録してください。後ほど修正も可能です。

ランディングページにAirbridge Web SDKを設置してください。Web SDKのUTMパーシング(Parsing)機能を有効化すれば、トラッキングリンクがなくてもUTMパラメータで渡されるデータをトラッキングすることができます。

下記の設定を参考に、PCゲームで発生したイベントをS2SイベントAPIで送信してください。S2SイベントAPIの詳細はをご参照ください。Webサイト上のイベントの送信機能ではなく、アプリ内イベントの送信機能を利用してください。

主要イベントのエンドポイント

PCゲームのインストール(Install)と起動(Open)、そしてゲーム内イベントを送信するエンドポイント(Endpoint)は異なります。

ゲーム内イベントはユーザーがPCゲームを起動した後に発生させるイベントです。例えば、チュートリアル完了、特定レベルの達成などがあります。

ヘッダー設定

ゲーム内イベントが発生したIPをX-Forwarded-Forヘッダー(Headers)で送信してください。

ゲーム内イベントが発生したIPが渡されなければ、APIを呼び出したサーバーIPがイベントに記録されます。送信するイベントにAPIを呼び出したサーバーIPが記録されている場合、広告クリックとゲーム内イベントをマッチングできません。

パラメータ設定

以下のテーブルを参考に、PCゲームから取得したイベントを送信してください。送信したイベントはeventData.goalで送られた情報によってスタンダードイベント、またはカスタムイベントに定義することができます。

他のゲーム内イベントを送信する前に、PCゲームインストール(Install)イベント、またはPCゲーム起動(Open)イベントを最初に送ってください。最初に送られたイベントによって、その後から送信されるゲーム内イベントの成果計測の可否が決まります。

最初に送信したイベントの後に取得したゲーム内イベントは自由に送ることができます。

ゲームに復帰した休眠ユーザーの成果は再活性化トラッキングを有効化すれば計測できます。

アトリビューションウィンドウは3日と設定しています。

PCゲーム起動イベントを以下のようにAirbridgeに送信することができます。

curl --location 'https://api.airbridge.io/events/v1/apps/{{ APP_NAME }}/mobile-app/9161' \
--header 'Authorization: AIRBRIDGE-API-TOKEN {{ API_TOKEN }}' \
--header 'Content-Type: application/json' \
--header 'X-Forwarded-For: {{ CLIENT_IP }}' \
--data '{
    "user": {
        "externalUserID": "abrid123"
    },
    "device": {
        "platform": "steam",
        "deviceType": "desktop",
        "osName": "Windows",
        "osVersion": "11",
        "deviceModel": "pc",
        "screen": {
            "width": 1920,
            "height": 1080
        }
    }
}'

PCゲーム起動イベントを以下のようにAirbridgeに送信することができます。

curl --location 'https://api.airbridge.io/events/v1/apps/{{ APP_NAME }}/mobile-app/9160' \
--header 'Authorization: AIRBRIDGE-API-TOKEN {{ API_TOKEN }}' \
--header 'Content-Type: application/json' \
--header 'X-Forwarded-For: {{ CLIENT_IP }}' \
--data '{
    "user": {
        "externalUserID": "abrid123"
    },
    "device": {
        "platform": "playstaion",
        "deviceType": "console",
        "osName": "playstation_5",
        "screen": {
            "width": 1920,
            "height": 1080
        }
    }
}'

ユーザーが実際に発生させたさまざまなゲーム内イベントをAirbridgeに送信することができます。

送信したイベントはeventData.goalで送られた情報によって定義されます。例えば、eventData.goal.categoryがbuy_itemの場合、アクチュアルレポート(Actuals Report)にてbuy_itemを選択すれば、当該イベントの成果を確認できます。

curl --location 'https://api.airbridge.io/events/v1/apps/{{ APP_NAME }}/mobile-app/9360' \
--header 'Authorization: AIRBRIDGE-API-TOKEN {{ API_TOKEN }}' \
--header 'Content-Type: application/json' \
--header 'X-Forwarded-For: {{ CLIENT_IP }}' \
--data '{
    "user": {
        "externalUserID": "abrid123"
    },
    "device": {
        "platform": "iOS",
        "deviceType": "desktop",
        "osName": "iOS",
        "osVersion": "17.1",
        "deviceModel": "Mac",
        "screen": {
            "width": 1920,
            "height": 1080
        }
    },
    "eventData": {
        "goal": {
            "category": "buy_item",
            "action": "weapon",
            "label": "longsword",
            "value": 1.234,
            "customAttributes": {
                "foo": "foo",
                "bar": 1.234
            }
        }
    }
}'

金額データが発生する売上関連イベントはスタンダードイベントとして送信することを推奨します。スタンダードイベントで送信すれば、金額データをレベニューレポート(Revenue Report)で確認でき、ポストバックにも活用できます。

eventData.goal.categoryをairbridge.ecommerce.order.completedに設定すれば、スタンダードイベントの購入完了イベントとしてデータが渡されます。eventData.goal.valueに含まれたデータが金額データになります。

curl --location 'https://api.airbridge.io/events/v1/apps/{{ APP_NAME }}/mobile-app/9360' \
--header 'Authorization: AIRBRIDGE-API-TOKEN {{ API_TOKEN }}' \
--header 'Content-Type: application/json' \
--header 'X-Forwarded-For: {{ CLIENT_IP }}' \
--data '{
    "user": {
        "externalUserID": "abrid123"
    },
    "device": {
        "platform": "Android",
        "deviceType": "desktop",
        "osName": "Android",
        "osVersion": "7",
        "deviceModel": "pc",
        "screen": {
            "width": 1920,
            "height": 1080
        }
    },
    "eventData": {
        "goal": {
            "category": "airbridge.ecommerce.order.completed",
            "value": 1.234
        }
    }
}'

特定レベル達成イベントを以下のように設定しました。

• eventData.goal.category: level_achieved

• eventData.goal.action: 特定レベルを達成したゲーム内の地域の情報を送信

• eventData.goal.label: 特定レベルを達成した方法を送信

メトリックはlevel_achieved (App)を選択します。そして、グループバイでChannel、Event Action、Event Labelを選択すれば以下のような結果を確認できます。

アイテム購入イベントを以下のように設定しました。

• eventData.goal.category: buy_item

• eventData.goal.action: 購入したアイテムの種類に関する情報を送信

• eventData.goal.label: 購入したアイテムを着用する位置に関する情報を送信

メトリックはbuy_item (App)を選択します。そして、グループバイでChannel、Event Action、Event Labelを選択すれば以下のような結果を確認できます。

PCゲームトラッキングは確率的モデリングメソッドを活用しています。マッチングウィンドウはユーザー情報が有効な期間を意味します。当該期間に含まれているユーザーを対象に同じユーザーかどうかを判断します。

マッチングウィンドウの修正のご要請はAirbridge CSMまでお問い合わせください。

下記の間違いやすいポイントをチェックしてください。

• ゲーム内イベントが発生したIPはX-Forwarded-Forヘッダーで送信してください。

• イベントごとにAPIエンドポイントが異なります。送信するイベントに合ったエンドポイントを使用してください。

• S2SイベントAPIのアプリ内イベント設定で送信してください。Web上のイベントではありません。